いつも弊社を応援してくれている皆様、こんにちは。
いつも弊社を応援してくださりありがとうございます。
合同会社雲鶴堂の代表社員、Rです。
弊社の薪ストーブ第一弾『MAKIng STOVE』を開発してからちょうど一年になりました。振り返って見ると、非常に充実した、かつ大変な一年でした。
特に『MAKIng STOVE』の開発が始まったばかりの時、中国はまだコロナによって厳しい外出制限がされていました。
世界中国内外の物流が停滞、試作品第一号を日本に送ることすらできず、製品版が量産を終了した頃、やっと日本に届きました。
結局一番大事な燃焼耐久テストや改良パーツのテストなどは、全部中国の子会社で代わりにやってもらいました。(スケジュールも結局外出制限によってバラバラでした)スマホという便利な道具がありながら、なかなかに不便を感じました。特に、見た目が大丈夫とはいえ、実際に操作した時にスムーズかどうかが全くわかりませんでした。また、いくらきちんと言葉にまとめたとしても、調理中の温度感や座りながら操作する時の感覚がやっぱり曖昧でした。
そのため、試作品が日本に届いて箱を開ける時はまるでパンドラの箱を開けるような心境で、今でも鮮明に覚えています。
その心境を吟味する時間もなく、早速日本でもいろいろ実機テストを開始しました。事前の打ち合わせやテスト通り、確かに十分な火力があり、料理や暖取りには十分な商品でした。
しかし、今まで、いろいろ考えたことすらないポイントに気付きました。
たとえば、大火力の反面、料理を保温するのは非常に難しいとか、炉体の奥行きがあるのでコの字の火ばさみではなかなか操作に力が必要とか、料理中に飛び跳ねた汁や油が天板にくっついてなかなか取れないなど。
当時はすでに別商品を企画していた最中でした。(間もなく皆様にお披露目となります)そのまま開発を進めれば、本来この時期にすでに公開となっていたはずでしたが、日本本社は開発を一度保留にしました。
理由はただ一つ、自分たちですら十分に楽しめる商品にならなくて、どうやって自信を持ってお客様に笑顔を届けられますか。
「のんびり新商品を開発している場合じゃない!」と社内で叫びながら、中国の子会社と工場と一緒に、本体の改良および関連パーツの開発に集中しました。その結果、今年中旬に初期バージョンを応援してくれたすべてのお客様に改良パーツを配布することができました。
さらに、「グリルプレート(料理保温時にも使える)」や「煙突ガード」や「掃除セット」や「HIKAMI(操作性を第一優先にした火バサミ)」も今年中に皆様に会えました。
つい最近、『HIKAMI』の予約販売の発送が無事に完了したところで、社内をいろいろ整理整頓した時に思ったのは、この一年間、この時期の寒さ以外になにもかもが変わりました。
社内のレイアウト、開発スケジュール、仕入れ計画、新商品の主旨など、とにかくなにもかも一年前の計画とはすっかり変わりました。もしかして、パンドラの箱の魔力かもしれません。
あ、ただ、一つだけ変わっていないものがあります。
それは、「世界から楽しいを日本へ」という、我が社全員の心持ちです。
これからもずっと、お客様が笑顔になれるように一生懸命頑張ります。
どうぞ、末永くよろしくお願いいたします。
合同会社雲鶴堂 代表社員R