雲鶴堂こぼれ噺 #4

皆様、こんにちは。このコーナーでお会いしてから約1年ぶりの社長_Rです。
10月になったとは言え、まだちょっと熱いと思います。そして、お腹の肉がますます邪魔になっている私にとっては、ちょっとというよりだいぶです。
それでも、秋になったのは間違いないので、少しずつ気温が冷えてきます。それに対して、弊社新商品の発表はこれからだんだん熱くなります。前月末からcube、そして今月から茶琲やアパレルなど、さらに来月から完全にリニューアルされたチタン食器を含めて、いろいろ、大変お待たせ致しました。

cubeでも茶琲でも、どちらも開発開始から1年以上が経ちました。当初予定したスケジュールから大幅に変更しました。正直なところ、一部の新商品は最初のテスト段階の時点で、すでにかなり完成度が高いと言える状態でした。そのまま発売しても、問題ありません。しかし、私を含めて全員が社内テストを行った時に、常に頭の中から、「もっと何かできるのではないでしょうか?」という声が聞こえて、なかなか最終決定にはなりませんでした。
まるで、私が去年7月からずっとはまっている子育てのように、何かをやる時にいくら事前準備しても、「何か足りなかったらどうしよう」という心配が消えなくて、ギリギリまでチェックし直して、改善改良を続けました。
ところが、弊社が取り扱っている商品はほとんど金属製品なので、一度できた金型を修正するのは、非常に難しいことでした。場合によっては、作り直した方が早いです。その分、工場との交渉も難航しました。それでも、馬鹿正直な雲鶴堂一同は、当初のスケジュールの崩壊を覚悟した上で、各新商品の各開発段階でたくさんの修正案を決行しました。

正直なところ、雲鶴堂は商人として、不合格だと思います。
しかし、我が子に対して責任をもって大事に育てる親としては、諦めずに満点を目指しています。
もし、何処かで弊社の商品とご縁がありましたら、どうか、末永くよろしくお願いいたします。

PS:弊社の“長男”である墨丸くんも、少しずつリニューアルしています。もうしばらくお待ちください。